来年あたりに仕事場の引っ越しをしたいので、まとまった時間があるタイミングで片付けを進めています。
掲載スパンを変えてもらったお陰でこういう時間もちゃんと取れるようになって本当ありがたい…
原稿の整理をしていて懐かしくなったのでいくつか写真を。
U149連載にあたって絵柄を弄ったので、最初期はまだどこか拙い感じがしますね。
デジタル慣れしてない名残でアナログ仕上げの原稿も数枚ありました。
今、週刊の速度でアナログ仕上げするとしたら…難しいだろうなあ…
人数と時間が必要になる。
ちなみに最初の頃はツヤベタをまるっとスタッフさんに任せるにはちょっと早かったので、自分でペン描きしていたようです。
デジタルでベタをする場合こっちの方が早かったりします。(今はスタッフさんがスーパーカッコいいツヤベタを入れてくれます。)
基本、人物線以外はスタッフさんに任せますが、演出込みの画面作りの時は自分で描くことも多いです。
晴回のこのページとか特にそうですね。
背景とエフェクト含めて100%廾之産。
このページは勢いとか明暗とか気に入ってます。
トーン処理しなくてもペンライトが光って見える。
流線処理とかマッキーで描き文字とか…
好きですね…
アナログならではの処理もいくつか。
プロデューサーの顔に切れ込みが…?
これはペン入れ後に納得いかなかったり失敗した時に使う「差し替え」です。
修正液を使うには範囲が広すぎる場合はこっちの方が早いです。
裏はこんな感じ。
このページも実は…
コマがまさにコマ切れされてます。
提出間際になると仕上げもスタッフ総動員になるんですが、
当時スタッフさんもアナログ技術とデジタル技術で半々くらいだったので、デジタル仕上げに回してない原稿はこんな風にコマごとに割って
背景入れたりベタ入れたりトーン貼ってもらっていました。
今回載せた他の写真にも分割原稿ありますね。
デジタルだとこの辺の作業の分担が本っ当〜〜〜〜に楽になった…!
「効率化」で言うならデジタル作画仕上げに移行して助かったことが殆どですね。
トーンもベタもクリックだし、紙継ぎ足して消失点設置しなくて良いし。
エフェクトもデジタルだからこそ出来る表現が多いです。
…でも
やっぱりそう言う手間も含めてアナログ好きだなあ〜〜。
締切がなければずっとアナログで描いていたい…。
作画上の雑味もデジタルでも描けなくはないですが「再現」になりますし。
綺麗に線を引いた原稿も、切ったり貼ったりで綺麗じゃなくなった原稿も
好きだなぁ〜〜〜。